ニデック、今期最終利益予想を18%下方修正、配当は5円増加

ニデック(株)は1月24日、国際会計基準(IFRS)に基づく24年3月期第3四半期(4-12月)の連結最終利益を前年同期比40.2%増の1459億円として発表しました。しかし、通期の最終利益予想については従来の1650億円から1350億円に18.2%下方修正され、増益率も3.7倍から3.0倍に縮小する見通しです。

この下方修正に基づいて、10-3月期(下期)の連結最終損益も従来予想の589億円の黒字から289億円の黒字に50.9%減額される見込みです。これは前年同期の416億円の赤字からの好転です。

一方で、ニデックは今期の年間配当を従来の70円から75円に増額修正しました。直近の10-12月期(3Q)の連結最終利益は前年同期比2.3倍の398億円に急拡大し、売上営業利益率も前年同期の4.9%から9.0%に大幅に改善しています。

ニデックはこの好調な業績により、配当を増額修正する一方で、通期の最終利益予想を下方修正しました。これは、経済環境の変化や市場の不確実性によるものと見られます。株主や投資家は今後の業績動向に注目することでしょう。

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