米女子ツアー開幕戦で注目、ディフェンディングチャンピオンが見せた右サイド克服の特別なショット

米女子ツアーの2024年シーズンがフロリダ州レイクノナG&CCで開幕し、「ヒルトングランドバケーションズ トーナメント・オブ・チャンピオンズ」が行われました。注目のディフェンディングチャンピオンはブルック・ヘンダーソン選手です。優勝者などに限られる大会で、日本からは畑岡奈紗選手、古江彩佳選手、稲見萌寧選手が参戦します。

昨年の大会で印象深い瞬間がありました。それは、優勝者のブルック・ヘンダーソン選手が見せたドライバーショットでした。彼女は首位を守り、通算16アンダーで完全優勝しました。特に印象的だったのは、あるホールで見せたティーショットでした。

そのホールは距離の短いパー4で、右サイドが厳しい状況でした。通常、ゴルファーは右サイドが難しいシチュエーションでは左を向くことが多いですが、ヘンダーソン選手は逆に右を向いてスタンスをとりました。

このような状況では、スタンスを右に向けることでクラブがボールをつかまえやすくなります。そして、フェースをターゲットに向けることで綺麗な放物線を描きながらボールが飛びました。ただし、フェースの向きには気を付けなければなりません。左に向けすぎると、逆に左にミスが出てしまいます。

今年の米女子ツアー開幕戦には日本からは3選手のみが参戦しますが、2月から3月上旬にかけてのアジアシリーズを経てアメリカに戻ってくると、出場枠が広がります。歴代メジャーチャンピオンの笹生優花選手や渋野日向子選手、昨シーズンから米女子ツアーで戦っている勝みなみ選手、西村優菜選手、そして予選を突破した吉田優利選手や西郷真央選手も参戦予定です。これらの選手たちが米女子ツアーでどんなパフォーマンスを見せてくれるか、今から期待が膨らみます。

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