歴史的な大ヒットスタート
人気アニメ「鬼滅の刃」シリーズの新作映画『鬼滅の刃 無限城編』が、日本国内の映画興行記録を次々と塗り替えています。本作は三部作の第一弾であり、公開初日から異例の動員数と興行収入を記録しました。IMAX上映においても、日本歴代最高記録を樹立し、大きな話題となっています。
驚異的な興行成績
映画の公式X(旧Twitter)によると、公開初日の金曜日から日曜日までの3日間で384万3613人を動員し、興行収入は55億2000万円(約3750万ドル)を突破。4日目には祝日(海の日)も重なり、累計動員数は516万4348人、興行収入は73億円(約4960万ドル)となりました。これにより、無限城編は早くも2025年国内映画ランキングで2位にランクインしています。
各種記録を次々と更新
配給会社クランチロールによれば、公開初日(金曜日)の興行収入は16億4000万円(約1110万ドル)で、日本映画史上最高のオープニングデイとなりました。日曜日には一日あたりで過去最高となる20億3000万円(約1380万ドル)を記録。IMAX上映でも初日だけで約300万ドル、4日間合計では350万ドルを突破し、ハリウッド作品や国内タイトルを超える成果を収めました。
前作『無限列車編』を超える勢い
2020年に公開され社会現象となった『鬼滅の刃 無限列車編』は、公開3日間で46億2300万円を記録し、最終的に国内で404億円、全世界で5億ドル超の大ヒットとなりました。無限城編は、その「無限列車編」の記録をオープニングで上回る形となっています。
制作陣と今後の展開
本作はアニプレックスとユーフォーテーブルが制作し、日本ではアニプレックスと東宝が配給。外崎春雄監督が引き続きメガホンを取っています。昨年、ソニーとクランチロールは本シリーズの世界配給権(一部アジア市場と日本を除く)を獲得したと発表しており、8月から北米を皮切りに国際公開も予定されています。北米では9月12日より公開開始となります。
その他の注目作品
7月18日には、VTuberグループ「すとぷり」のジェルによるウェブアニメを原作とした劇場版『問いさんは青春したい!「バカとスマホとロマンスと」』も180館で公開され、初登場7位となりました。同作は公開から4日間で1億2000万円(約81万7000ドル)を記録しています。
また、『うたの☆プリンスさまっ♪ マジLOVEスターリッシュツアーズ』シリーズ最新作『TABOO NIGHT XXXX』も、公開11週目にして再びトップ10入り。『KING OF PRISM: Your Endless Call -みんなきらめけ!プリズム☆ツアーズ-』は、公開4週目にして累計4億円(約272万ドル)を突破し、話題となっています。
まとめ
『鬼滅の刃 無限城編』は、日本国内外で今後もさらなる記録更新が期待されており、アニメ映画市場を牽引する存在となっています。他の新作アニメ映画と共に、2025年夏の映画興行は大きな盛り上がりを見せています。