6月8日に放送されたNHKの連続テレビ小説『おむすび』第7話で、ヒロイン・米田結を演じる橋本環奈が青春の一幕を体験する様子が描かれた。この放送後、続けて放送された情報番組『あさイチ』でも、同ドラマを受けてトークが繰り広げられた。
この日のエピソードでは、博多ギャル連合のリーダーであるルーリー(演:みりちゃむ)に半ば脅される形で、ギャルの世界に足を踏み入れた結(橋本環奈)が、書道部の風見先輩(松本怜生)に出会い、その優しさと真摯な指導に心を動かされる。書道に魅了された結は、ギャル活動よりも書道の方が自分に合っていると感じるようになる。
さらに、書道部では野球部の応援のために横断幕を作ることとなり、結は友人の恵美(中村守里)らと共に青春を謳歌するかのような時間を過ごす。一方で、ギャル連の佐藤珠子(谷藤海咲)が「パラパラダンス」のテストを提案し、結の姉・歩(仲里依紗)の妹であれば踊れるはずだとプレッシャーをかける。
結はパラパラをうまく踊れず落ち込むが、帰りの駅では心配して迎えに来た父・聖人(北村有起哉)の姿が。姉との比較に葛藤しながらも、「私は姉とは違う」と自転車で一人走り出す結の姿が描かれた。
また、この日は結の母・米田愛子を演じる女優・麻生久美子(46)が『あさイチ』に生出演。ドラマの展開について語るとともに、番組のMC陣と共に「朝ドラ受け」で盛り上がった。
その中で、MCの博多大吉が「今日は後ほど、鈴木アナのパラパラもあるそうです」と話を振る場面があった。これに対し、鈴木奈穂子アナウンサーは笑いながら「いやいや、ないです、ないです。パラパラは無理です。当時の世代ですけど、今日のパラパラはすごかったですね」と否定し、スタジオを和ませた。
『おむすび』は、平成元年生まれのヒロイン・結が栄養士として人と人、心と未来を結ぶ“平成青春グラフィティ”。ギャル文化への憧れや迷いを抱きながらも、自分らしさを信じて進む主人公の姿が、同時代を生きた視聴者の共感を呼んでいる。
音楽は、映画『呪術廻戦0』やアニメ『東京リベンジャーズ』を手がけた作曲家・堤博明氏が担当。語りはリリー・フランキーが務め、主題歌はB’zの「イルミネーション」となっている。令和の朝にふさわしい、元気と優しさに満ちた物語が展開されている。